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こんにちは!フリーランスweb・グラフィックデザイナーのFujioです!
フリーランスとして独立して12年目になります。
フリーランスで働きたいと思っている人の多くが
安定して収入(年収)を得られるのか?
という事をまずは考えるのではないでしょうか?私もそうでしたし、正直今でも不安は消えません。
この記事では
フリーランスデザイナーが独立して、生活できるほどの年収を安定して稼げるのか?という疑問について
フリーランスデザイナー歴10年以上の私が、ある程度安定した収入を得てきた方法とリアルな現状(年収など)を紹介します。
10年フリーランスで生き抜いてきた経験ですのでけっこう参考になるのではないかと思います。
※この記事内での「収入」とは売上げではなく経費を差し引いた粗利を指します。
ではまず、
会社員デザイナーの年収はどのくらいか?
ということですが、
調べてみたところのデザイナーの平均年収は439.7万円でした。
これは他の職種と比べてデザイナーの年収は若干低い結果と言えます。ちなみに私が会社勤務でデザイナーをしていた頃の年収はこの平均より低かったです(苦笑)
※厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査より(※この調査で「デザイナー」として分類される職種の内訳 デザイナー、服飾デザイナー、商業デザイナー、インテリアデザイナー、ディスプレイデザイナー、テキスタイルデザイナー、ファッションデザイナー、フラワーデザイナー、グラフィックデザイナー、広告デザイナー、インダストリアルデザイナー、図案家、建築装飾図案家、陶磁器デザイナー、友禅図案家、レイアウター(広告・宣伝業))
又、デザイナーの年収は、勤め先の企業の規模によって差があるようです(下記参照)
・社員数100人未満:平均年収423.9万円
・社員数1,000人未満:平均年収407.4万円
・社員数1,000人以上:平均年収512.0万円
※賃金構造基本統計調査より
やはり規模の大きな企業ほどデザイナーの年収は上がると言うことが言えます
小さなの企業では20代の基本給が少し低いため、平均年収も下がっているようです。
【年収公開】フリーランスデザイナーが収入を安定させる方法
フリーランスの平均年収は?
アデコのアンケート調査によると、現役フリーランスに過去1年間の個人年収を聞いたところ、300万円未満が63.3%、300〜400万円が14.7%。一方で、年収1000万円以上と回答するフリーランスもいて、業種や形態、個人によって収入レベルに幅があるのが実情です。
ちなみに国税庁の調査によると、職種にかかわらず給与所得者、つまりサラリーマンの年間平均給与額は420万円です。(平成27年民間給与実態統計調査)
結果だけ見るとサラリーマンの方が平均年収が高いことが分かります。
ただ、仕事に対する満足度はフリーランスの方が高いという調査結果もあります
Fujio
安定した収入得る方法の結論です
とにかくレギュラー案件(企業)を獲得する!
フリーランスデザイナーが安定した年収を得るもっとも堅実な方法は、レギュラー案件(企業案件)の獲得です。
レギュラー案件とは毎週・毎月など定期的に依頼が来る仕事です。媒体で言えば例えば、チラシ・情報誌(フリーペーパー)・学校案内など。
フリーランスとして安定したいのなら、3〜5社と付き合う
3〜5社くらいと付き合いがあれば、安定して仕事が入ってきます。デザイナーの場合、代理店でも良いですし、直接のお客さんでもよいと思います。又、他のデザイナーとの横の関係を持っておけば、下請けにはなりますが案件を振ってもらえる可能性も出てきます。
特に地方ではクライアントが発注先に困っていたりします。
独立間もないフリーランスデザイナーが営業すべき相手
デザイナーの場合、広告代理店やデザイン事務所・個人デザイナーさんと繋がりを作るように営業するとよいと思います。スキルを理解してもらえる相手なので、いきなりお客さんに営業するより、ハードルが低くアプローチしやすいと思います。
私自身もポートフォリオ(実績)を持って代理店さんはけっこう回りました、その中には今でもお付き合いのある会社もありますよ。
経験から感じたことですが、クラウドソーシングで発注することへためらいのある会社も多いです。「足で歩く」こともけっして悪いことではありません。少し勇気がいるかもしれませんが、フリーランスで生きていくため飛び出してみてください!
名刺とポートフォリオは忘れずに!
自分の仕事の価値をしっかり決めておく
ちなみに、クラウドソーシング+自分の経験からまとめた、デザイン料金の相場は下記の様な感じです。
- バナーやロゴ制作の単価が5,000~10万円
- ランディングページ制作は5万~10万円
- B4チラシデザイン費 片面/2〜5万円
- 名刺デザイン費 3,000円〜
- 年収の目安は350~450万円程度
参考記事
⇒フリーランスデザイナー料金の決め方と相場を10年の経験をもとに解説
まずは1ヶ月の生活費が安定して得られるぐらいのレギュラー案件を獲得できれば、収入は安定しますし、精神的にも少し楽になります。
このレギュラー案件をこなしつつ、プラスでスポット的な仕事を得られれば収入は増えていきます。
フリーランスが仕事を獲得するために必要な事は下記の記事で具体的な実践方法を書きましたので、合わせて読んで下さい。
フリーランス歴11年の経験を元に書きました!
とはいえ、フリーランスが安定して仕事を得ることは簡単ではありません、たくさん稼げる付きもあれば、極端に仕事の少ない月もある。これは誰もが通る道だと思います。月収はあまり気にせず年単位での目標を決めて仕事に取り組んでいくと良いと思います。
武器を多く!オールラウンドデザイナーで勝負
一つの武器(スキル)で勝負するのもいいですが、それではライバルが多いのも事実、フリーランスで長く生き抜くためには多くの武器を持つオールラウンダーを目指した方が良いでしょう。
1から10まで自分で完結できるスキルがあれば、仕事の単価を上げることが出来ますし、幅広い要望に応えることが出来ます。
例えばデザイナーが習得しておきたいスキル・知識は下記です(例)
- 広告
- ブランディング
- プロダクト
- パッケージ
- 動画
- WEB
- UI・UX
- SEO
- アプリ開発
- SNS活用
クラウドソーシング・SNSをあてにしすぎない
ランサーズの「2018年度版フリーランス実態調査」によると、フリーランスが仕事を探す経路の割合は下記です
- 人脈(知人の紹介含む) 57%
- 過去・現在の取引先 18%
- 広告宣伝(Web・SNS) 15%
- クラウドソーシング 12%
- 広告宣伝(雑誌・新聞) 8%
- エージェントサービスの利用 6%
- その他
上記の結果からも分かるようにフリーランスが仕事を得る経路は「人脈」が過半数となっています。クラウドソーシングもサービス・案件ともに増加してきてはいますが、全てのフリーランスが仕事を獲得できるほどの案件数はありません。
正直、報酬も低い案件も多く、クラウドソーシングだけで生計を立てるのは厳しいと言えます。実績作りとしてはいいと思います。
まず目指すところは年収500万円程度
これは私の経験からですが、私のように家庭のあるフリーランスでは500万円程度の年収があれば生活はできると思います(地方在住です)。ぶっちゃけると現在は平均的にこの程度の年収を得ており、マイホームを新築、ローン返済中です。とくに生活が豊というわけでもありませんが、今のところ困り事はありません。10年を振り返って見ると、多い時もあれば少ない時もありましたが、平均すると500万円程度です。
ちなみにフリーランスエンジニアとして有名なmanablogのマナブ(@manabubannai)さんもツイートされているように、フリーランスの年収に関してはかなり大きな可能性もあると言えます。
フリーランスを副業にする
先出の調査によると、フリーランスとして働くことに興味がある会社員を対象に「フリーランスだけで働きたい」のか「会社員とフリーランスとの副業で働きたい」のかを質問したところ、7割以上が「会社員とフリーランスの副業で働きたい」と回答したそうです。
会社員として安定した収入を得ながら、フリーランスに挑戦したいという志向が強いみたいですね。誰しもが「安定」は手放したくないというのが本音ですね。