フリーランスの私が法人化しない理由〈メリットとタイミング〉

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こんにちは!フリーランスデザイナーのFujioです!

フリーランス歴は12年!

フリーランスで仕事をしていることを伝えると
「法人化しないんですか?」と言われることがよくあります。

フリーランスで仕事をしている人は、「フリーランスか法人化」と悩んだ人も多いと思いますが、なかなかハードルが高いような感じがして「法人化」を躊躇してしまうんですよね

今回は「なぜ私が法人化しないのか」をお伝えしたいと思います。

フリーランスの私が法人化しない理由〈メリットは?タイミングは?〉

フリーランスというスタイルが好き

「法人化すれば社会的信用を得て高単価な仕事も受注出来るかも」と思ったこともありました。しかし法人化し、会社を起こすと高いリスクが伴います。大きな利益を得ることも期待できますが、その分リスクも伴う。
フリーランスは法人よりも社会的信頼は低いですがリスクも低いです。低いリスクのぶん、たくさん儲けることは難しい。
しかし、私の性格上、「ガツガツ儲ける」ことは考えていません。これがまず理由のひとつ。

ぶっちゃけ面倒くさそう

正直なところこの理由が一番です。
確かに「社長」という響きには憧れもありますし子供に残せる(継いでもらう)という選択肢も増えます。
ただ、登記や税務関係などなんとなく面倒くさそう(苦笑)

以前読んだ独立系のビジネス書には

「年間利益が1,500万円になったら法人化したほうがよい」

とありました、1,500万の年間利益だと個人事業ではかなり「損」だそうです。
それ以下の利益額の場合でも、状況によっては法人化の方がメリットがある場合もあるようです。

現在の売り上げでは法人化のメリットがほとんどない

悲しいかなこれが現実です。
資本金1円で設立するといっても1円だけで株式会社を設立することはできません。株式会社の設立には公証人の手数料5万円と、登録免許税15万円の合計20万円が必ずかかります、この20万円を出資して法人化しても得るべきメリットがあるとは思えませんでした。
保険や年金なども「高いな」と思うのですが、生活を圧迫するほどではないですし、繰り返しになりますが、現状、私が法人化するメリットがほとんどないため、私は個人事業主としてフリーランス業を行っています。
(フリーランスは税務的な区分においては個人事業主となります)

フリーランスが「お金」について注意すること

フリーランスは、売上げがそのまま収入(経費等は除く)として使えますので、
なんとなく手元にお金があるような気になってしまいますが、
その年の所得に対する徴税は翌年なので注意しなくてはいけません
私も確定申告時に税額を計算してみたら青ざめた経験があります。

最後にフリーランスが法人化するメリット・デメリットを全てではありませんがをざっくりと下記にまとめてみました
(もちろん売上等の状況により異なります)

フリーランス(個人事業主)が法人化するメリットそれは節税

  • 給与所得控除の恩恵が受けられる
  • 家族に役員報酬を支払うことができる
  • 2年間消費税を支払わなくてすむ
  • 赤字を9年間繰り越すことができる
  • 生命保険を経費にできる

節税以外のメリット

  • 対外的な信頼性が増す
  • 採用活動が行いやすい
  • 融資を受けやすくなる
  • モチベーションになる
  • 子供・家族などに資産として残せる

個人事業主が法人化するデメリット

  • 社会保険に加入しなければならない
  • 会社設立時に費用が約20万円かかる
  • 赤字でも毎年7万円の住民税が必要
  • 決算作業・法人税申告の事務負担が増加する

まとめ

結局のところフリーランスで働く人って、「売上・節税」よりも「働き方・時間」を尊重している人が多いんじゃないでしょうか、起業意識の高い人は早々と法人化するじゃないですかね。

正直、仕事をしていて「個人だと不利」と感じる場面も多いです、そんな時は「何故フリーランスになったのか」を思いだし、初心に戻るようにしています。