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人の失敗談ってなぜか読んじゃいませんか?
気の毒だと思いながらも読んじゃいますよね?
私の失敗談も読んでもらえるでしょうか、、、
私はフリーランスのデザイナーをしています。独立して10年になりますが(この記事を書いてる時点)色々と失敗もしてきました。
この記事を読んで頂いている方もきっとフリーランスに興味がある人だと思うので、駆け出しフリーランサーさんに向けて「こんな失敗しないでね」という意味も込めて書いてみようと思います。(しないと思いますが)
お世話になっている方からの仕事だった
私がフリーランスとして独立して2年目の頃にweb制作のお仕事を頂いたときの話です。
独立前よりお付き合いのある方から連絡をもらい(仮にAさんとします)
「こういう案件なんだけど○○万円でできん?」
と聞かれ、思わず
できますよ!やらせてください
Fujio
と答えてしまいました。もうここだけで結果は予想できますよね(苦笑)
この時の私の心理
「お世話になっている人だし、指名して連絡してくれたから断れない」
「このぐらいの案件なら外注に任せても利益は出るだろう」
なんだか電話の感じも急いでおられるような雰囲気で、即答しなければいけないと思いました(私の勝手な思い込みです)
フリーランスはその場で返答を求められることが多いような気もしますが、「口約束」はやはりNGです。すぐに折り返す旨を伝え、電話を切って冷静になって頭の中を整理する時間が必要です。
時間と外注費でピンチ
さっそく翌日には打ち合わせをさせて頂いたのですが、そこで最初のピンチが
納期まで時間がない
よく話を聞いてみると、クライアントは始めに別の業者へ見積依頼をしたけど、なかなか返事がこず、来た見積も高額でAさんに相談されたそうです。クライアントの意図としては同時期に出稿する広告もあるので、そのタイミングにどうしても間に合わせたいとのことでした。しかし、当時の私のスキルでは間に合わないようなタイトなスケジュールでした。
ただ、外注に出せばなんとか間に合うと私は思いました。
外注費が予想よりはるかに高額だった
まずは知り合いのプログラマーさんに見積を出してもらいましたが
めちゃくちゃ高かった、プログラマーさん言わく
「この手の仕様は高いよ」とのこと。
大急ぎでネット探した業者、数社に見積を依頼しましたが、さらに高い。
最初に口約束した予算では完全に赤字になってしまいます。
相場を調べもせずに「できます」と言ってしまったことが悔やまれます。
「断る」ことも考えましたが、クライアントも急いでいる状況で今自分が断れば
連絡をくれたAさんのメンツも潰れてしまう。
結局、外注に出すことにして、なんとか納期には間に合いました。
もちろん赤字です。当時の私には大打撃でした。
「損して、得を獲れ」という言葉がありますが
この件がどうだったのか、今でも微妙なところです。
お客さんからのクレームというケースではありませんでしたが、
私にとっては苦しい記憶の残る案件でした。
どうすれば赤字にならなかったのか
まずは「その場で返事をしない」、特に費用については相手が誰だろうと一旦電話を切り、冷静に客観的に判断する。のが良かったと思います。
外注に出さずにワンストップで処理できればリカバーできたかも。
とも思いますが、当時の私には「適切な判断」も「技術」もありませんでした。
お世話になっている人や仲の良い人が相手だと「断る」という判断はなかなかできないのも事実ですが、フリーランスにとって「断る」ことはフリーランスの生き残りにおいて重要な生命線だと考えます。
上記のようなツイートもしたように、この案件以降、自分自身、お金のことについては特に気をつけてシビアにやってきました。
最後に
今回は100%私に落ち度があるしくじり話でした、とても有益な記事とは言えませんが、同じような立場の方のちょっとした息抜きのコンテンツになれば幸いです。私自身はここでまた初心を思い出し、頑張っていきます。