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この記事では下記のような悩みにお答えします。
- 「古い家のカビの臭いの対策を知りたい」
- 「知らないうちにカビが生えている」
- 「古い家だからカビが生えやすく対策したい」
古い家のカビの臭いにお困りの方に、「カビ」対策をご紹介します。
※当記事はハウスクリーニングの専門家の助言のもと作成しています
こまめに家の中を掃除していても知らないうちにカビが生えていたり、カビ臭くなっているなんてことはありませんか?
湿度の高い日本、カビ対策は死活問題
高温多湿の日本では、カビの発生や臭いの対策はどのご家庭でも悩みの種ではないでしょうか。
どのような環境でもカビの菌は空気中を浮遊しており、カビの増殖する環境や条件が揃う事によってどんどん増殖を繰り返していき、あらゆる場所にカビが生えてしまいます。
古い家ではカビ臭が悩みの種
特に築年数の経った古い家のキッチンやお風呂は、カビがたくさん発生しているのではないでしょうか?
個人的な話ですが、筆者の実家も築30年以上の古い日本家屋で、風通しの悪い押入れを開けると、なんとも言えない嫌ーなカビ臭がしており家族で悩んでいました。
本記事ではハウスクリーニング業を営む知人の助言のもと、カビの生える環境や臭いの対策を紹介いたしますので、カビの臭いにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
古い家のカビ臭い対策まとめ
○炭のチカラで脱臭・除湿(効果大)
○カビの菌を減らすための除菌
○カビが増殖しづらい環境を作る除湿
○カビの菌を外に追い出す換気
古い家のカビの臭い対策【環境と原因】
カビの菌はどんな環境でも常に空気中に浮遊しています。
増殖する環境や条件が整うことにより、どんどんカビの増える範囲が増えていくのです。
カビが発生しやすい環境は以下の通り。
- 気温25度〜30度
- 湿度70%以上
- 埃や汚れなどの多い場所
カビの増殖する環境は、気温25度〜30度で湿度70%以上埃や汚れの多い場所になっています。
カビの菌を放置することによりカビはどんどん増えていきます。
カビの生えやすい時期では、特に春から夏にかけてや、梅雨の時期では湿度が高くなりカビが生えやすい時期になっています。
カビの生えやすい場所は?
カビが生えやすい場所には主に以下のものがあります。
- 浴室やキッチン、トイレ、洗面所などの日常的によく使う水回り
- 押し入れやクローゼットなどの密閉された収納空間
- 埃や汚れなどが多い場所
浴室のパッキンやキッチンにカビが生えているところを見たことがあるのではないでしょうか?
浴室やキッチン、トイレ、洗面所などの水回りは普段から水をよく使うため湿度が高く使用頻度も高いため汚れが蓄積しやすくなっており、カビがもっとも繁殖しやすい場所です。
水回りには食べ物のカスや石鹸カス、皮脂汚れなどカビが増えるための栄養がたくさんありカビが増殖しやすい場所になっています。
また、押し入れやクローゼットなどの密閉された収納空間では、扉を開けて換気を定期的に行っていないと収納空間内の気温や湿度が上昇し、埃などのゴミや汚れが蓄積することによってカビが生えやすい場所になってしまいます。
そのほかにも、食器棚や本棚などの壁際に設置している家具の後ろもカビの増える原因の埃やゴミなどがたくさん溜まっており、空気のとり道がないためカビが生えやすくなっています。
カビを放置するとどうなる?体への影響は?
カビを放置することによりすぐに人体に影響が出ることはありませんが、カビが繁殖している空間に長時間いると、免疫力の落ちている人がカビを吸い込むことによってアレルギーや喘息、肺炎などの感染症を引き起こす危険があります。
また、カビを放置することによって家の中にカビの臭いが充満したり、ダニが増える原因になったり、家の木材などの建材の劣化を進行させてシロアリが発生しやすくなる可能性があります。
【古い家】
カビの発生を防止する方法7つ
カビの発生を防止する方法や臭いの対策には以下のものがあります。
- こまめな掃除と
- 換気で湿気を逃がす
- 洗濯物の部屋干しをしない
- 家具を床や壁にくっつけない
- 湿気対策のグッズを使用する
- 湿度の上昇を抑える
- 結露をこまめに拭き取る
それぞれ少し詳しく説明していきますね。
1.こまめな掃除
カビの発生の原因になる埃やゴミを、家の中に放置しないようにこまめに掃除を行いましょう。
肉眼では綺麗に見えていても、実際には目に見えない小さなゴミや汚れが存在しており、カビの栄養源になるのです。
掃除をする際は掃除機をかけるだけではなく、拭き掃除も行うとより効果的です。また、床面だけでなく壁や天井も掃除すると良いでしょう。
壁などもよく見ると、埃などのゴミがたくさん付着しています。
こまめな掃除を行うだけでも、カビの対策になるので日頃から定期的な掃除を行いましょう。
2.換気で湿気を逃がす
部屋の湿度が高い事により、カビが繁殖しやすい環境を作ってしまうため定期的に換気を行いましょう。
特に湿度の高い梅雨の時期は、カビが繁殖しやすくなっているため、できるだけ窓を開けて換気すると良いでしょう。
キッチンでの作業中は、食品を調理する際にでた水蒸気や飛び散った水によって、周囲の湿度が上昇するため換気扇を回しておくのも有効な手段です。
また、押し入れやクローゼットなどの収納スペースも、定期的に扉を開けて換気を行うことによって、湿度の上昇を防ぎカビの発生の対策になります。
3.洗濯物の部屋干しをしない
雨の日や花粉が飛んでいる時期は室内に洗濯物を干す方も多いと思います。
洗濯物を部屋干しすることによって、洗濯物に含まれている水分で部屋の湿度が上昇します。
部屋干しをすることによって、洗濯物の菌を増殖させてしまい半乾き臭の原因にもなるためできる限り太陽光をあて消毒、殺菌し乾燥するようにしましょう。
どうしても部屋干しをしないといけない場合は、乾燥機を使ったり、エアコンの除湿機能を使うなど部屋干しする時間を短くすると良いです。
4.家具を床や壁にひっつけない
家具を床や壁にピッタリくっつけることによって、空気の流れが悪くなりカビが繁殖しやすくなります。
特に冷蔵庫や本棚食器棚を壁にひっつけている方は多いです。
空気をこもらせないようにするために、家具を壁や床にくっつけずに隙間を作り、空気が通るようにしましょう。
床にはすのこや除湿マットを敷くことにより、湿度の上昇を防いでくれます。
湿気に弱い衣類・布団は高いところに収納
湿気をふくんだ空気は重く、下にたまります。押し入れ・クローゼットなど収納スペースには、湿気に強いものを下に、弱いものを上に入れましょう。
押し入れなら、ふとんや衣類は上段に、下段には家電や家具をしまいましょう。
たんすの場合、綿やジーンズなど比較的湿気に強い衣類は下の引き出しに、ウールやシルクは上のほうにしまいます。
特に下の引き出しは、天気の良い日にしばらく開けっ放しにして、空気を入れ替えてください。
押し入れ、クローゼットは換気が悪く、湿気のたまりやすい場所。反面、密閉された狭いスペースのほうが除湿剤は効くので、ぜひ活用してください。
5.湿気対策のグッズを使用する
除湿剤や乾燥剤の使用もカビの対策になります。
除湿剤や乾燥剤を押し入れやクローゼットの収納スペースにおくことにより湿度の上昇を防いだり、窓際におく事によって窓の結露対策にも有効です。
そのほかにも、家具の隙間などにおく事により湿度の上昇を防ぐ効果があります。
また、除湿剤と乾燥剤の違いについては、当サイトの記事「知らなきゃ損!除湿剤と乾燥剤の違いを分かりやすく解説」にて詳しく紹介しています。
6.湿度の上昇を抑える
カビが発生しやすくなる湿度は60%以上となっているため湿度の上昇を抑える事によってカビの発生を防ぐことができます。
しかし、カビの発生を防ぐために湿度を低くしすぎる事によって、喉を痛めたり風邪のウイルスが体内に侵入しやすくなるため適度な湿度を維持しましょう。
湿度の上昇を抑えるために除湿剤を使用したり、エアコンの除湿機能を使うと良いです。
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又、取り替えの手間やコストを抑えたい、ペットや子供に優しい除湿がしたい方には「除湿炭」がおすすめ。高い脱臭効果もあります。
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7.結露をこまめに拭き取る
梅雨の時期や冬場の窓や浴室の扉には温度差などによって結露がつきやすくなっています。
結露を放置する事によって、カビが発生するのです。
窓や浴室のパッキンなどにカビが発生していることを見たことある人は多いと思います。
結露が発生している場合は、すぐに拭き取る事によってカビの発生を防ぐことができ、お風呂の使用後に換気扇を回す事によって結露をある程度防いでくれます。
古い家のカビの臭い対策5つ
家の中が「カビ臭い」なと思うときはありませんか?特に築年数の古いお宅ではお悩みの方も多いと思います。
カビ臭の原因はまさにカビそのものです。梅雨の時期は、お風呂や洗面所などの水回りはもちろん、押入れや玄関もカビが発生しやすいので対策が必要です。
また、洗濯物の生乾きのいやな臭いは雑菌が原因になることも。雑菌は高温多湿が大好きで、菌が繁殖するときに、悪臭成分を生み出します
そんな時にできる、カビの臭い対策は主に5つあります。
- 炭のチカラで脱臭・除湿
- カビの菌を減らすための除菌
- カビが増殖しづらい環境を作る除湿
- カビの菌を外に追い出す換気
- 次亜塩素酸による脱臭
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.炭のチカラで脱臭・除湿
古い家のカビの臭い対策一つ目は、「炭のチカラで脱臭・除湿」です。
筆者の自宅では、カビ対策として脱臭・除湿炭「炭八(すみはち)」を使っています。
炭八は消臭・除湿に優れた炭で、カビの臭いも消してくれます。
調湿能力は備長炭の2倍!
しかも手入れ不要で効果は半永久的、化学成分も一切不使用なので小さいお子さんやペットのいるお宅でも安心して使うことができます。
押し入れのカビ臭が気にならなくなった
実家のでも炭八を押し入れに設置したところ、本当にカビ臭が気にならなくなしました。これはおすすめです!
詳しくは、「脱臭・除湿炭「炭八」を3年以上使った感想」で、まとめていますので、カビの臭いでお困りの方はぜひ読んでみてください。
2.カビの菌を減らすための除菌
古い家のカビの臭い対策2つ目は「除菌」です。
カビの臭いが気になるなら原因であるカビの菌の除菌が有効です。
除菌をする際は、カビの胞子や洗剤が口に入らないようにマスクを着用し換気をしましょう。
市販で購入できるハイターなどもカビに有効ですが、パッキンなどにできているカビは市販の洗剤では落ちない可能性もあるので注意が必要です。
また、ハイターなどの漂白剤は素材によってはダメージを与えるため使えない場所もあります。
そのほかにも、消毒用エタノールなどのアルコールスプレーを吹き付けることでカビの胞子を死滅させ、臭いを除去することができます。
アルコール消毒した後は、しっかりと水拭きを行い乾かしましょう。
3.カビが増殖しづらい環境を作る除湿
古い家のカビの臭い対策三つ目は「湿度のコントロール」です。
カビは湿気の多いところで増殖するため除湿によってカビが生える原因をなくすことができます。
湿度の高いときは、エアコンや除湿機を活用すると良いでしょう。
洗濯物を室内干しする事によって部屋全体の湿度を上昇させるためできるだけ屋外で干すことをお勧めします。
どうしても室内に干す場合は、エアコンや除湿機を使いできるだけ室内干しする時間を短縮すると良いでしょう。
また、調理中やお風呂に入った後は、必ず換気扇をつけるようにしましょう。
4.カビの菌を外に追い出す換気
古い家のカビの臭い対策四つ目は「換気」です。
換気をする際は空気の入る入り口と空気の出る出口の二箇所の窓を開けましょう。
しっかり換気できていない場合は、扇風機などで風を起こして空気を動かすと効果的に換気ができます。
また換気扇がついている場合は、除湿と換気両方行えるので有効です。
5.次亜塩素酸による脱臭
最後に紹介する、古い家のカビの臭い対策は「次亜塩素酸による空気の洗浄」です。
耳にする機会も多くなった「次亜塩素酸」ですが、次亜塩素酸は水と塩から生成でき、除菌、脱臭に優れた効果を発揮する成分です。
部屋に染み付いてしまったガンコな臭いに消臭効果を発揮するので、気になるカビの臭いにも高い効果が期待できます。
実際に筆者も次亜塩素酸発生機能付きの空気清浄機を使っており、その効果については別記事「次亜塩素酸空気清浄機をレビュー」にて詳しく解説しています。
>【デメリットも】次亜塩素酸空間除菌脱臭機ジアイーノを本音レビュー
古い家のカビの発生と臭いの対策【まとめ】
カビの発生を抑える対策を6つ、カビの臭いの対策を5つ、ご紹介しました。
カビの発生を抑える対策を6つまとめ
- こまめな掃除と換気
- 洗濯物の部屋干しをしない
- 家具を床や壁にくっつけない
- 湿気対策のグッズを使用する
- 湿度の上昇を抑える
- 結露をこまめに拭き取る
カビの臭いの対策を4つまとめ
- 炭のチカラで脱臭・除湿
- カビの菌を減らすための除菌
- カビが増殖しづらい環境を作る除湿
- カビの菌を外に追い出す換気
- カビの臭いを次亜塩素酸で脱臭
増殖する条件が揃うとカビはどんどん増殖していきます。
カビが発生している環境に長時間いることで人体に影響が出る危険性もあるため日頃からこまめな換気や掃除を行いましょう。
今回の記事で紹介したカビの対策は、どれも簡単で今すぐできるものばかりです。
カビの発生しない環境を作り、快適な生活を送りましょう。
どうしても取れない古い家のカビの臭いはプロに任せよう
古い家のカビの臭いがどうしても取れない時は、プロに任せるのも選択肢のひとつです。
もちろん料金はかかってしまいますが、その分、満足する効果は約束されます。
ダスキンでは相談・見積りを無料で受け付けています。
ハウスクリーニングの大手なので安心ですし、カビの臭いをすっきり取りたい方は無料見積りだけでも試してみましょう!
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