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除湿剤・乾燥剤の違いを知りたい
除湿剤・乾燥剤それぞれに最適な使い方は?
除湿剤・乾燥剤の注意点(デメリット)は?
このような疑問にお答えします
置くだけでラクチンな除湿剤・乾燥剤は、除湿対策に最適です。
みなさんは、正しく除湿剤・乾燥剤をつかえていますか?
そもそも除湿剤と乾燥剤は同じじゃないの?と思う方もいると思います。
ずばり、違います!間違って使用すると危険なこともあるので注意が必要です。
この記事では、除湿剤と乾燥材の違いを解説しています。デメリットも紹介しているので、ライフスタイルに合わせて賢く商品を選びましょう!
除湿剤と乾燥材の違い(適切な用途)
まずは除湿剤と乾燥剤の違いについて解説します。成分についてもふれているので、用途別の使用方法を理解すると、より効果をえられますよ。
除湿剤

住居の湿気を取り除くためのアイテムです。
主に、塩化カルシウムが成分として使われていて、一口に除湿剤といっても、いろんなタイプがあります。
クローゼットでは、吊り下げタイプ。
押し入れ内の布団に使うときは、シートタイプ。
置き型タイプは、どのシーンでも大活躍します。
除湿剤の容器に入っているのは「塩化カルシウム」
使い始めの除湿剤の容器には、白い粒が入っています。この正体は「塩化カルシウム」という薬剤です。空気中の水分に触れると化学反応を起こして溶け始め、最後には水のように液状になる性質を持っています。このしくみを利用したのが「除湿剤」です。塩化カルシウムは、住宅の湿気対策だけでなく、道路の凍結防止に使われたり、食品添加物に含まれていることも。
引用:エステー株式会社 製品サイト

除湿で溜まった液体は水ではないので注意!
使い終わりの除湿剤の容器にたまった液体は水のように見えますが、アルカリ性の塩化カルシウム水溶液です。
使用後の再利用はできませんので、注意しましょう。たまった液体は必ず水と一緒に排水口に流しましょう。
乾燥材

食品パッケージ内の湿気を取り除くためのアイテム。使用される成分は主に、シリカゲル・生石灰です。乾燥剤は、使用されている成分により用途が変わってきます。
・シリカゲル…食品の湿気対策や、脱臭効果があるため下駄箱などで使用します。
・生石灰…食品の湿気対策に使用します。使用後はガーデニングの肥料にできます。

乾燥剤はたくさんの成分が使われますが、基本的にはこのふたつの主成分が入った乾燥剤を選ぶと間違いないでしょう。
【除湿剤と乾燥材】向いている用途と置き場所
除湿剤と乾燥材それぞれの向いている用途と置き場所をご紹介します。
除湿剤の使用シーン
押入れ・収納庫・洋服ダンス・クローゼット・下駄箱など
乾燥剤の使用シーン
食品、カメラ・DVDなどの電子製品、薬・サプリメント、ペットフードの保管など

一般的な乾燥剤の使い方
袋から取り出し、やぶらずそのまま密閉保存容器に入れて使用する。
【標準使用量】1Lまでの密閉保存容器に1個
【使用有効期間】1~2ヵ月(環境や使用の状態によって異なります。)
【保存方法】
直射日光及び高温多湿のところを避け、密封したまま保存する。本品は開封すると吸湿するので、未使用分はファスナーをしっかり閉めて保存する。
【使用後の処理】使い終わったあとは、地域のゴミ捨て規則に従って捨てる。
乾燥剤は使用期限を守りましょう
乾燥剤は、湿気を吸いきってしまえばそれ以上の効果は望めません。シリカゲルは見た目でわかりにくいため使い終わりが分かりにくいです。メーカーが指定する使用方法や期限を守って使いましょう。
例えば、お菓子などに入っている乾燥剤をそのまま別の食品の保管で使用するのはおすすめできません。
用途別の比較
用途別で比較するとこんな感じです。
リビング | クローゼット | 押し入れ | 下駄箱 | 引き出し | 食品保管 | |
除湿剤 | △ | 〇 | 〇 | △ | △ | × |
乾燥剤 | × | △ | △ | ◎ | 〇 | ◎ |
どちらかというと除湿剤のほうが、使える場所が多いですね。
シリカゲルを使った乾燥剤は消臭効果もあるので下駄箱での使用が最適です。
乾燥剤は湿気対策というよりも、除湿の補助と脱臭効果を期待して使用するといいでしょう。
部屋全体の除湿には向かない
もともと「除湿剤」「乾燥剤」はともに、クローゼット、押入れ、げた箱といった、扉で閉じられた収納空間(せいぜい1畳程度)の湿気対策を想定して作られている商品なんです。
部屋全体を除湿したいという方は除湿機や除湿機能付きの空気清浄機などを上手く活用した方が良いでしょう。
除湿剤と乾燥材、それぞれのデメリット
どちらも湿気対策としては、簡単に使用できる便利なアイテムです。
しかし、そんな除湿剤・乾燥材にもデメリットがあります。
それぞれの欠点と、解決法をまとめましたので、商品を選ぶさいのご参考になればと思います。
除湿剤のデメリット
除湿機能が弱い
除湿のスピードがゆっくりです。
とくに密閉されていないリビングなどの広い場所だと除湿効果が発揮できません。
場所によってダブル使いをしましょう!たとえば、クローゼットの場合をあげると、ハンガータイプと置き型のふたつを使用して、除湿効果を期待できます。
コスパが悪い
置き型タイプの除湿剤は、3個セットで200円~400円しないくらいです。
消耗品なので買い替える必要があり、コスト面でデメリットがあります。
季節により異なりますが、多くの商品が3〜6ヵ月での交換を推奨しています。
※筆者調べ
最初のコストはかかるけど、繰り返し使用できる除湿剤を選びましょう。 炭タイプの除湿剤だと、何度も交換する手間もはぶけるというメリットもあるのでお勧めです。
又、除湿剤の場合、溜まった液体が漏れる心配があります。何らかの理由で倒したまま放置すると液がもれ、床のシミ、衣類・皮製品の変色・変質、金属のサビのおそれがあるので注意が必要です。
乾燥剤のデメリット
危険性が高い
小さいお子さんやペットが口にすると大変なことになります。場合により、命の危険性もあるので取り扱いに注意が必要です。
床に近い位置で使用しないことです。お子さんやペットが簡単に届かいない場所に飲み使用し、使うときもなるべくテープで止めるなどの工夫をしましょう。
乾燥しすぎてしまう
除湿効果が高いため、乾燥する秋ごろに使用すると乾燥がひどくなります。
乾燥肌やアトピーの方は、余計に症状が悪化してしまう場合もあるのでご注意ください。
ふだん乾燥剤を使用しているのであれば、乾燥しやすい時期は除湿剤に変えることをおすすめします。換気と除湿剤で、十分に湿気対策をとれるでしょう。
又、乾燥剤は急速に吸湿した場合、発熱することもあるので注意しましょう。
除湿剤と乾燥材の違い【まとめ】

除湿剤と乾燥剤の違いやデメリットをまとめました。最後まで読んで頂きありがとうございました。
除湿剤と乾燥剤を賢く使って、湿気対策をしっかり行いましょう!
【最後に】おすすめの除湿方法
筆者の自宅では湿気・消臭対策に「炭八」を利用しています。
以前は湿気が溜まりやすい、押し入れ・クローゼットやキッチン周りに除湿剤を置いていましたが、「買い足すのが大変」、「ゴミの分別が面倒」などの悩みがあり、「調湿炭 炭八」を使うようになりました。
炭八は、「効果が半永久で手入れ不要」でコスパも良く、「化学薬品一切無し」とペットや小さなお子さんのいる家庭でも安心して使うことができ、除湿剤や乾燥剤のようなデメリットもありません。
詳しくは下記の記事にまとめていますので、気になる方はぜひ!!
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