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こんにちは!小学生2児の父、ライターのFujioです。
この記事は、、、
- 「子どもが小学校に入学したけれど、登下校が心配」
- 「登下校の安心・安全のためにできることはないかな」
上記のような悩みを持つ方向けの記事となっております。
小学校入学は、自立していく我が子の成長を感じ、頼もしい表情が垣間見れて嬉しいものです。
元気に「行ってきます!」と登校する我が子の後ろ姿は、見送る親も明るい気持ちにしてくれるでしょう。
その反面、通学路での交通事故や事件など、新しい心配事も生まれます。
これまで幼稚園や保育園では大人に送迎されていた子供が、小学校に入学したとたん、子供だけで公道を歩き、登下校をすることになります。
子どもの成長は嬉しい、でも・・・
子供にとっては大冒険の始まりです。初めて親から離れて長い距離を歩く子供が多いことと思います。
ニュースで子供の交通事故や事件を見ることもあり、特に新1年生のご家庭では、無事家に帰ってくるまで心配ではないでしょうか。
筆者にも小学生の息子が2人いますが、入学当初は本当に心配で、登校時にこっそり後から着いて行ったりしていました(苦笑)
- 「事故にあってないかな」
- 「変な人に声を掛けられていないかな」
- 「危険な場所に近づいていないかな」
そんな心配を少しでも減らせるよう、大人が事前に対策をして、交通事故や事件を未然に防げることがあります。
子供の年齢や個々の成長に合わせた対策を取り、安心安全な登下校ができるよう、ポイントをいくつかご紹介します。
〈最新版〉小学生の登下校に発生した事故や事件の現状〈心配〉
小学生の登下校時に発生した事故は近年減少傾向にあります。
しかし内閣府の調査によると、新1年生は歩行中事故の件数が他の学年と比べ最多になっています。
このことでも分かるように、まだ幼く新しい環境に慣れていない新1年生は特に注意が必要です。
そして減少傾向とは言え、令和2年の交通事故発生件数は761件、死者数は2件、負傷者数は854件ありました。ひとりひとり大切な命です。決して少ない数字ではないのではないでしょうか。
小学生が巻き込まれた事件は?
事件に関しても全体的には減少傾向にあるものの、13歳未満の子供が被害に合う件数は横這いなので、まだまだ注意が必要です。
道路上で起きた13歳未満の子供が被害者の身体犯件数は、平成30年で573件ありました。
https://www.npa.go.jp/hakusyo/r01/honbun/html/vt100000.html
これは認知件数なので、実際はもっと多いと思われます。
ここで注目すべきポイントは、事故と事件、共に起きる割合が多い「登下校時」です。
小学生が事件・事故に巻き込まれる時間帯
小学生の歩行中交通事故の主な時間帯は、7時台と15~17時台、事件は15~18時台に集中して起きています。
事件と事故、共に登下校の時間帯は、特に注意が必要なことが分かります。
朝7時台の登校時間は、中高生の登校時間や、大人の通勤時間とも重なります。
歩道で小学生が通学している真横を高校生が自転車を飛ばして通ったり、通勤の車が駐車場から出てきたり、事故が起きそうな危険な瞬間があります。
そして子供は瞬時に反応できずびっくりすると動きが止まってしまいます。信号機のない十字路では、渡るタイミングを見計らうのがとても難しいです。
また小学生は好奇心旺盛で楽しいものを見つけるのが得意です。お友達とのおしゃべりに夢中になったり、鳥や虫を見つけて急に立ち止まったり、他のことに注意が逸れてしまい、交通ルールのことなど頭からすっかり抜けてしまうことが多々あるでしょう。
こういったことから登校時の事故につながってしまうケースもあります。
15~18時台の下校時間は、普段から危ない箇所には地域のボランティアや学校の防犯パトロールの方が見守ってくれている場合もありますが、ほとんどの道路では大人の目から離れてしまいます。
夕方になると一日の疲れも出て注意力も散漫になり、さらに薄暗くなったところに家路を急ぐ車が増えるため、一日で最も事故が起きやすい時間帯となるのでしょう。
そして事故だけではなく、薄暗い路地に潜む人影にも気づきにくくなってしまいます。
SNSでも心配の声が多い
SNSでもお子さんの登下校を心配する声が多く投稿されています。
参考までにいくつかピックアップしてご紹介します。
小学生の登下校の心配【事故や事件を回避するための対策案】
交通ルールの徹底
学校でも交通ルールは学びますが、家庭でも繰り返し大人が手本になり、子供に伝えていきましょう。
横断歩道の渡り方。信号機が近くにある場合はそこまで行って渡る(青信号でも確認してから渡る)こと。信号機や横断歩道がない道路を渡る時は特に、前後左右確認して渡ること。
できれば入学前に、子供と一緒に何度か通学路を歩き危ない場所を確認し、回避方法を伝えておくと良いでしょう。
その時「子供110番の家」がある場所や、コンビニ等トイレを利用できる場所も確認しておくと、いざという時役に立ちます。
防犯ブザーの携帯
防犯ブザーは学校で配られる場合がありますが、もし配られなかった場合は量販店でも安価で手に入るものなので、ひとつ用意しておくと安心です。
ランドセルにつけ、実際に子供に鳴らさせてみましょう。どのくらいの音が鳴るのか、止め方、時々電池切れも確認しましょう。
防犯ブザーの携帯と合わせて、不審者と遭遇した場合の対処法(助けてと叫ぶ、逃げるなど)も伝えましょう。また、どういう人物が不審者か、どんなことをされるのか、どんな嘘で連れて行こうとするのかも教えておく必要があります。
警察の情報取得
入学すると学校から配布される資料の中に、警察から地域の不審者情報をお知らせするメール登録の資料があります。
地域によってはない場合もありますし、学校で資料が配られるのではなくご自身で取得する場合もありますが、もしあれば利用しておくと安心です。
「どこそこでこんな不審者が現れたからこういう声掛けに気を付けてね。」と子供に伝えると良いでしょう。
地域の情報共有
交通事故や事件は全国どこでも共通の問題ですが、やはり地域ごとに特性があります。
普段からご近所の方と連携を取っておくと、タイムリーな情報や地域の警察でも把握していない情報が分かりますし、助け合ったり、お互いの子供に声を掛け合ったりと、地域の目が事故や不審者から守ることにも繋がります。
ご近所付き合いというと難しく考えてしまう方もいるかもしれませんが、子供のためだけではなく、自分にとっても新しい出会いであり良い機会と捉え、まずは自分から笑顔で挨拶することから始めると、ハードルが低く、自然に親しくなれてお勧めです。
様々な世代の方と交流ができますし、子供もご近所さんの顔を覚えて挨拶するようになるので、マナーも身に付き一石二鳥です。
見守りGPSの携帯
これまで様々な対策をご紹介してきましたが、それでもやっぱりまだ心配がぬぐえない場合、役に立つのが子供用の見守りGPSです。
小さくてランドセルのチャックのポケットに入るサイズのものがあります。
現在地が分かるのはもちろん、通ったルートや時間も分かり、普段のルートと違う道を通ると通知が来る、人工知能で行動を学習するものもあります。
その他にも出発や到着通知が来たり、多機能で何かと便利です。
様々なタイプのGPSがあるのでお子さんの行動に合ったもの、機能、価格等を比較して選びましょう。登下校時はもちろん、習い事の時も持たせると安心です。
子供用の携帯(キッズケータイ・スマホ)は持ち込み禁止の学校がほとんどですが、GPS端末は禁止されていない学校が多いです。
見守りGPS端末については、別の記事「見守りGPSソラノメをレビュー」でも詳しくまとめていますので、比較などの参考にして見て下さい。
[nlink url=”https://fujiocafe.com/kosodate-myhome/mimamori-gps-soranome/”] [nlink url=”https://fujiocafe.com/kosodate-myhome/gps-mimori-reputation/”]小学生の登下校の心配についてまとめ
一昔前とは家族の生活スタイルも、町や登下校の様子も変わってきています。
共働き世帯が増え、登校班がなくなった地域も多くみられます。
また高齢化社会にともない、地域ボランティアの方も高齢化が進んでいます。
そんな現代社会の中でも、学校の先生や保護者ボランティア、警察、地域ボランティアの方など、たくさんの方々が子供たちのために協力してくださっています。そのおかげで事故も事件も年々減ってきているのでしょう。
それでもやはり、どうしても大人の目が届かない空白の時間ができてしまいます。
子どもにしっかりと伝えることが大切
子供に知らない人にはついて行かないよう伝えても、子供と大人とではそもそも「知らない人」のくくりが違うため心配です。
子供は通学路で時々会って挨拶する人のことを、「知らない人」ではなく、「時々会う知ってる人」と認識している可能性があります。
親にもしものことがあった場合は、先生か身内かご近所の信頼できる方にお願いすることを伝え、それ以外の大人が連れて行こうとすることはないからついて行かないよう、何度も話しましょう。
まずは子供自身が自分で身を守れるよう、交通ルールや不審者と遭遇した時の対処法を覚えることがとても大切です。
そして大人にできることとして、地域の情報を知り、子供に伝え話し合うことで親の心配や愛情も伝わるのではないでしょうか。
ランドセルを背負ってお友達と楽しく登下校する姿は微笑ましいものです。その微笑ましい光景の中に潜む危険を大人が気づき、子供に伝えていくことで、事故や事件を未然に防ぎましょう。
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