「必修化」勘違いしていませんか?プログラミングは小学生に必要?体験してみて感じたこと

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小学生の時からプログラミングを習うことについて、意義はあると思いますか?
また、将来の仕事に役立つと思いますか?

先日、小学生向けのプログラミング教室体験講座の記事を書いた際に、
いろいろ調べていて、上記のような質問を見かけました。

実は私も以前は「プログラミングは小学生に必要なのか?」「必修にまでする意味はあるのか?」と考えていました。

実際に体験講座に参加してみて、感じた「プログラミング教育の必要性」について私なりの考えを書きたいと思います。

「子どもをプログラミング教室に通わせようか?」と悩んでいるパパ・ママの参考になれば嬉しいです。

【必修化】小学校のプログラミング教育について

まずは、「学校教育におけるプログラミング教育の在り方」について文部科学省が公式リリースより引用してご紹介します。

学校教育におけるプログラミング教育の在り方とは

私たちは現在でも、自動販売機やロボット掃除機など、身近な生活の中で意識せずとも、様々なものに内蔵されたコンピュータとプログラミングの働きの恩恵を受けている。このような人間とコンピュータとの関係は、人工知能の急速な進化等に伴い、今後ますます身近なものとなってくると考えられる。そうした生活の在り方を考えれば、子供たちが、便利さの裏側でどのような仕組みが機能しているのかについて思いを巡らせ、便利な機械が「魔法の箱」ではなく、プログラミングを通じて人間の意図した処理を行わせることができるものであり、人間の叡智が生み出したものであることを理解できるようにすることは、時代の要請として受け止めていく必要がある。

※文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」より一部抜粋

小学校教育におけるプログラミング教育実施の在り方

小学校におけるプログラミング教育が目指すのは、前述のように、子供たちが、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験しながら、身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決には必要な手順があることに気付くこと、各教科等で育まれる思考力を基盤としながら基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けること、コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとする態度を身に付けることである。

※文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」より一部抜粋

小学校段階においては、バリバリのコーディングを学ぶのではなく、自分たちの暮らしプログラムがどのように活用されているのかを学び、基礎的な「プログラミング的思考」を身に付けることを教育の方針として進めるようです。

プログラミング教育の必修化について誤解が多い

小学校のプログラミング教育必修化と聞いて下記の様に思われた親御さんも多いと思います。

  • 「プログラミング」が必修科目になる
  • プログラミングのための授業ができる
  • 授業でアプリを作ったりすることになる
  • パソコンを使った授業が増える

これはいずれも誤解です。

おそらく多くの親御さんは「プログラミング」とい教科ができて、ごりごりのプログラミングを学ぶと勘違いされていると思います。
私もそうでした、今回調べてみて2020年の必修化はプログラミングの「スキル」を学ぶのではなく、「考え方」を学ぶことに主眼が置かれているという事が分かりました。「プログラミング」という授業ができるのではなく、国語・算数・理科それぞれの科目の中で「プログラミング的思考」を学ぶということです。

「プログラミング的思考」について文部科学省の資料では「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合せが必要であり、一つひとつの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近付くのか、といったことを論理的に考えていく力」と定義されています。

正直、私もピンと来ません(苦笑)

なぜ小学校から必修化されるのか

現代の生活では、「コンピュータ」なしの日常生活は考えられなくなっています。7割強の日本人がスマートフォンを持ち、「パソコンがなければ仕事にならない」というような人も少なくありません(私も)。飛行機や車も今やコンピュータ制御される時代ですし、テレビや冷蔵庫などの身近な家電にもコンピュータが組み込まれるようになってきています。すでにコンピュータ(AI)は私たちの生活の一部になっています。

しかし、その技術を支える人材が不足しています。日本のみならず世界的に「IT人材」が不足しており、今後ますます足りなくなっていくとの予測もあります。そうした状況に歯止めをかけるために、まずは技術への理解を高める必要がある、興味を持つ層の裾野を広げる必要があるとの思いから「プログラミング教育」の必修化が議論されてきました。

体験して感じたプログラミング教室

下記がプログラミング教室の体験に参加したときのレポートです。

私はこの体験に参加してみて、子ども達がプログラミングに触れることはとても有意義であると思いました。

プログラミングと聞くと、あまり接点のない大人は引いてしまいます。
例えばグローバル社会の中で、英語を実際にビジネス・生活で使わない人も、ひとつの教養として英語を学ぶべきだという考え方が今では浸透しています、それはプログラミングにも当てはまると思います。

プログラミング教室はメリットが多い

小学生からプログラミングに接することで、抵抗感がなくなり、ITやプログラミングをごく自然なものとして捉えられるようになると思います。

子どもは、本当に柔軟に吸収し、自分の中で理解していきます。大人が考える以上にハードルは低いのかもしれません。

「必修化になるからプログラミング教室に通わせないと」なんて考える必要はないと思います。最初の抵抗を少なくしてあげる為にプログラミングスクールや教材を気軽に使ってみましょう。

参考元リンク

【文部科学省】教育の情報化の推進 〜プログラミング教育〜