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ネット印刷(ネットプリント)を使ってみたいけどリスクはあるのかな?料金は割高でも地元の印刷会社に頼んだ方が安心?というような悩みはデザイナー及びノンデザイナーに関わらずあると思います。私はグラフィックデザイン歴は14年で印刷会社にも勤務していました。今でもネット印刷・地元の印刷会社の両方を使い分けています。
ペーパーレスの時代と言われていますが、チラシ・パンフレット、街中にあふれていますよね?当面は印刷物の販促ツールは無くならないと感じています。又、ネットプリントのサービスが増えてきたことで、個人でもある程度の印刷物を印刷する機会も多くなってきています。
例えば「チラシを作りたい」とか「パンフレットを作りたい」とお客さんから仕事を頂いた場合、 大きく分けて2つの工程に分かれます。 「デザイン制作」と「印刷・加工」です。
個人のデザイナーが直接発注を受ける場合は、デザインだけではなく印刷も手配し納品完了まで進行しなければいけません。
通例では付き合いのある印刷会社の担当者へ連絡をして
サイズ・色数・紙の厚さ・部数を伝え見積を出してもらいますが
この情報をサイトに入力することで料金確認・発注できるのがネット印刷です。
私がフリーランスとして独立する前から数社ありましたが
今ではすっかりメジャーなサービスとなりました。
私も案件の内容に応じて地元の印刷会社とネット印刷を使い分けています。
ネット印刷と地元印刷会社のメリット比較
今回は「地元の印刷会社」「ネット印刷」それぞれのメリットを私の経験談も織り交ぜつつご紹介していきます。
地元印刷会社に頼むメリット
印刷について相談に乗ってもらえる
例えば、印刷物の紙の種類や厚さに対して お客さんから「任せる」と言われた場合、 自分でも決めかねる時は印刷会社の方によく相談します。
経験やノウハウから適切なアドバイスやヒントを頂けることが多いです。
納期に無理が言える(場合がある)
それまでのお付き合いの歴史にもよりますが納期に無理が言える(急いでもらえる)こともあります。納期に送れてしまうと信頼を失ってしまいますので、
無理を聞いてもらえるように印刷会社さんと良い関係を築いておくことも重要です。
個人で仕事を請け負うと、けっこう無理を言われること多いんですよね(苦笑)お客さんも個人が相手だと言いやすいんですかね・・・
ミスを見つけてもらえる
これは実際に私の経験ですが、あるチラシの仕事で入稿後、 印刷会社から連絡がありました、↓
印刷会社の人
Fujioさん、英語の綴りが間違ってますよ
とのことでした、すぐにデータをチェックしてみると
「NEW OPEN」となるはずが「NEW OPNE」となっていました(苦笑)
任せて頂いた大事な新店のオープニングツール、、背筋が凍りましたが
「まだ修正間に合いますよ」と印刷会社の担当さん。
ほんとに神様に思えました(笑)もちろんミスのないデータを入稿することが大前提ですが、人間ミスはするもの。日頃から良い関係を気づけていれば、もしもの時に力になってもらえます。
色見の微妙な調整をしてもらえる
普通の印刷会社では希望すると「本機(本紙)校正」と言って実際の紙に実際の印刷機で印刷した刷り上がり見本を確認することができます (別途コストはかかります)
その見本を見て、データを調整したり、印刷の明るさ・インクの濃さ等の調整指示を出したりできます。
特に写真が勝負のツール等ではとても大切なことです。
ネット印刷(ネットプリント)に頼むメリット
印刷料金が安い
ネット印刷最大のメリットは印刷料金の安さだと思います。
ぶっちゃけ普通の印刷会社に比べるとかなり安いです。
年々、紙代などの印刷費が高騰し、印刷会社も値上げをせざるを得ない状況の中で 「ネット印刷じゃないと粗利が出ない」というケースもあります。
金額が分かりやすい
枚数・紙質が決まっていれば料金をサイトで確認できるので、見積を待つ必要がありません。自身の仕事の料金設定も固まるので効率的に進行できます。
24時間いつもで発注できる
校了を迎えたその時点で発注できるのもネット印刷の強みです。急ぎの案件だと夜中でも発注できるのが本当に助かります。24時間、土日関係なしという業者が多いのでありがたいですね!
あいまいなスケジュールで印刷会社の人を待たせることもありませんし。
印刷までのスケジュールが短い
ネット印刷を使えば一度自分で印刷したものを持って行く手間が省けるため、短期間のスケジュールで仕上げることが可能です。しかも、ネット印刷をしている会社はポスティングや新聞折込も同時に請け負っている場合が多く、その手間もかかりません。料金に変動はありますが、最終納期に合わせて調整がつけやすいのもメリットの一つです。
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印刷会社を選ぶポイントを簡単にまとめ
印刷会社選びで失敗しないために考慮したいポイントは下記4点です。
①営業さんの経験は豊富か
②自社工場で印刷するか?印刷機の種類
③印刷・デザインの品質は?
④進行スピード
これら4つのポイントを理解した上で、案件に適した印刷会社を選択することが、作業効率の向上やコスト削減につながり、お客さんに満足して頂ける仕事をすることができます。
それではこれから「印刷会社を選ぶ」各ポイントについて詳しく解説します。
営業さんの経験は豊富か
印刷に関しては素人ではわかりにくい事も多いです。なので経験豊かなスタッフが働いている印刷会社の方が困ったときに適切なアドバイスや提案をしてもらえます。打ち合わせの際に、会話の中でなにげなく営業さんの印刷業界の経験など聞いてみてもいいと思います。
自社工場で印刷するか?印刷機の種類
印刷会社には「自社で印刷機を保有する印刷会社」と「印刷会社とクライアントの間を取り持つ印刷ブローカー(ネット印刷の窓口は主に後者)」2種類あり、印刷物の仕様によっては、思わぬコストや時間がかかってしまう可能性が高いです。納品までの流れがよりスムーズな印刷会社を選びたい場合は、自社で印刷機を持っている会社を選ぶほうが良いと思います。
印刷・デザインの品質は?
どんなにコストを抑えられても、品物の品質が低ければ結果的にクライアントからのクレームに繋がり信用を失ってしまいます。正直デザインについてはそれぞれに力の差があります。失敗しないために、印刷会社の印刷物見本を取り寄せたりしてみましょう。ネット印刷ではチラシのデザインテンプレートが用意されている会社もあるので、そちらを検討するのもありです。
進行スピード
「なかなか見積が来ない」、「納期があいまい」ではストレスも溜まります、問い合わせや見積のレスポンスを見て判断しましょう。 この点においてはフォーマットがしっかりしているネット印刷が適当だと思います。
印刷会社選びは適材適所
今回はネット印刷・地元印刷会社のメリットや印刷会社を選ぶポイントをご紹介しました。
実際はネット印刷でもツールの種類によっては高くつくものもありますし、地元の印刷会社でも苦手とする分野があり、仕上がりに疑問をもつことも正直あります。 両方の特長を理解して上手く使い分けていきましょう。
最後に私がネット印刷と地元の印刷会社で使い分けている項目を書いておきます、参考までに!
地元の印刷会社に発注している仕事
- パンフレット等の冊子(複数ページ)
- 大判ポスター
- チラシ・フライヤー(大部数・5万部以上)
ネット印刷に発注している仕事
- 名刺
- チラシ・フライヤー(5万部以下)
- 封筒・伝票類