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光コラボ転用で失敗した時の対処方法
どうも、フリーランスデザイナーのFujioです。
光コラボにするとネットの料金が安くなる!
という勧誘に乗って契約した結果、請求額が逆に高くなったっていう失敗談です。
結果的には
最終的には元に戻したけど、違約金や事務手数料で損をした
というお話。
実際の体験談ですので、 同じようなケースでの解決策を調べている方や、契約しようか悩んでいる方の参考になればと思います。
まず今回のキーワード
「光コラボレーション(光コラボ)」とは?
光コラボレーションとは、NTTの回線を他の事業者が間に入って「別のブランド」で提供すること。
今までインターネットを使うには光回線(ネット回線)とプロバイダ、それぞれの契約が必要でした。 光コラボではNTTから回線を提供された事業者がネット回線とプロバイダをセットにしたサービスを提供できるというもの。
ちょっと文章だと分かりづらいと思ったので図に起こしてみました(下記参照)
先に補足しておくと、今回言いたいのは、光コラボレーションやプロバイダの光サービスが云々という事ではなく、代理店のセールス方法がとても誤解を招きやすいので注意して欲しいということです。
光コラボで請求額が高くなっちゃった話【実録】
B社(販売代理店)からの接触
自宅の固定電話に光コラボの販売代理店(B社)から電話がかかってきました。
(私はフリーランスデザイナーで自宅でも仕事をします)
B社
回線とプロバイダをひとつにまとめたサービスで、料金がお安くなるご案内です
その時のB社担当者が言っていたこと↓
- ネット利用料金が安くなる
- メールアドレスはそのまま使える
- 回線の速度は変わらない
- 工事・手数料などは不要
- お客様(私)にしてもらう事は一つだけ
とにかく「安くなる」を連呼・・・
少し怪しいと思ったけど、NTT公認の業者と名乗ってるし
底辺フリーランスなので少しでも経費は抑えたい
どのぐらい安くなるんですか?
Fujio
すると、現在のネット料金の明細を見せて欲しいと言ってきた
B社
お客様のご利用状況でしたら、およそ1,000円ぐらいは安くなりますよ
録音はしていませんが、間違いなくそう言いました。
そしてその日は検討して折り返す旨伝えました。
光コラボ契約〜転用手続き〜そして
何もしなくても安くなるのなら良いかもと思い、契約することにしました。
(妻には「任せる」と言ってもらっていた)
後日B社の担当者に契約する旨を伝えると
転用という手続きを取るため、NTTに連絡して、 転用承諾番号を取得したら連絡して欲しいとのことでした。
「なんか面倒くさいかも」と思いましたが、NTTに連絡し番号を取得しました
B社に連絡すると、今度は「NTTのサイトから転用手続きをしてほしい」と言ってきた
めんどくさー
Fujio
まあしょうがないので、B社の担当者の電話で誘導されるがまま必要事項を入力しました。
B社
これで完了です、後日A社より契約書類が届きますので確認して下さい
ここでおかしい点
- プロバイダの解約を自分でしなくてはいけなかった(「やってもらうことは一つだけと言っていたのに」)
- 現在のプロバイダの契約期間途中だったため解約時の違約金が発生(この点について説明がなかった)
違約金を払うのは嫌だったけど、何ヶ月後には元がとれると思い自分を納得させました。
ところが!
契約が切り替わって2ヶ月後、届いた料金明細を見て愕然
逆に1,000円以上高くなっとるがな・・・
私的には滅多にないことですが、さすがにこれは頭にきてすぐにB社に連絡、担当の名前を控えていたので呼び出し
「安くなると言われたのに、料金が高くなっている」と説明を求めるも
「確認して折り返す」とのこと
結局どうなったか(解決した方法)
数時間後、B社より連絡がありました。下記が回答内容
- こちらの説明に不備があった
- 解約してもらってかまわない
- フレッツ光(もともと使っていた)へ戻す手続きは全てこちらで行う
- 違約金はいただきません
- 転用以前の料金との差額は返金します(高くなっちゃった分)
なんか担当者も淡々として慣れた感じだったので、この手のクレームは多いんでしょうねきっと。
プロバイダ(フレッツ光)解約時の違約金も立て替えて欲しいと言いましたがそれは無理でした。(未だに納得いかない)
フレッツ光の違約金分損をしましたが、自分も反省する部分があり、先方も誠意を示してくれていると感じたので、そこで落ち着くことにしました。
自分の反省点
「安くなる」の営業トークに軽く乗ってしまった、、まずはリサーチすること!
今回の件、事後で調べてみると同じように高くなってしまったトラブルが多いようです。 契約する前に調べてみればよかった。
もしトラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
【総務省】光コラボレーションモデルに係る注意喚起
国民生活センターに寄せられた相談
- 【事例1】 契約先のプラン変更だと思ったら、別業者との契約になっていた
- 【事例2】 契約先事業者だと思ったが別業者だったので解約したいが、連絡先がわからない
- 【事例3】 光回線の変更が必要であるかのような勧誘により契約してしまった
- 【事例4】 料金が安くなると言われて契約したら、説明されていないオプションが契約になっており、高額な請求を受けた
- 【事例5】 スマートフォンの説明を聞きに行ったのに、光回線の転用手続きが行われていた
国民生活センターでは、2016年2月に光コラボレーション事業者が提供する光回線サービス(以下、コラボ光とする)の勧誘トラブルについて消費者に注意喚起(注1)行いましたが、その後も全国の消費生活センター等には「現在契約している事業者のサービス変更だと思って了承したら、別業者との契約になっていた」「今より安くなると言われたのに、覚えのないオプションが契約されており、前より高くなった」等の事例や、消費者が光回線サービスの卸売について十分な理解がないまま契約してトラブルになってしまった事例が引き続き寄せられています。
国民生活センター「光回線サービスの卸売に関する勧誘トラブルにご注意」
光コラボ転用トラブルの重要ポイント
転用してしまった光コラボからフレッツ光への切り戻しは通常はできないとされていますが
実は代理店の勧誘や契約に不備があった場合、転用した光コラボからフレッツ光に戻してもらうことができます。
同じように違約金などがネックで泣き寝入りしている方は、販売代理店に粘り強く交渉して、「話が違う」と訴えてみて下さい。
まとめ
光コラボ自体は悪くないサービスだけれども
今回は光コラボの契約で私が損をしたケースをご紹介しました、決して「この業者悪徳だ」と言いたいわけではありません。(事後対応はきちんとしてもらったし)
申し込む人の利用状況によっては安くなる場合ももちろんありますし、窓口が一本化したことで手続きや相談がしやすくなるメリットもあります。
「安くなる」のは本当にありがたいのですが、飛びつかずに自分でしっかり調べてみて納得してから契約した方がよいですね (自分への戒め)