転職面接の会話で失敗しないためのポイント【採用担当者談】
- 2019.06.04
- 働くということ

こんにちは!フリーランス歴10年のFujioです。
転職活動の中の悩みの一つに
「面接で失敗したくない」、「面接で上手く自己PRできるかな」
という物があると思います。もともと話すことが苦手な私も就職活動当時は悩んでいました。
面接で大事なのは「相手の印象に残ること」、だと思います。
見た目のインパクトという一か八かの最終兵器は置いておいて、
ようするに↓
転職面接では印象に残る言葉で会話する
ことが大事だと思います。
先日、クライアント企業の採用担当者とお話する機会があり、面接をすると
「印象に残る人」と「まったく印象に残らない人」がいる。という事を聞きました。
その時の話を掘り下げていくと、
「見た目」ではなく「話の内容」に限定して言えば、印象に残る人は「話の内容に引っかかりのある人」であると感じました。
たとえば、「仕事で心がけていることは何ですか?」と質問をされた場合、
「『コミュニケーション』をとることです」
「『チームワーク』を常に意識しています」
という答えは、採用担当者の印象に残るでしょうか?
私は「残らない」と思います。
何故かというと、「就職活動で頻繁に使われる言葉」であり、「会話に広がりもない」からです。特に、ありふれた言葉の多用は、面接ではやってはいけないことだと思います。
では、「どう話せばいいのか?」ということですが、
重要なのはやはり「自分の言葉で話す」ことです。
「それは結構難しいなぁ…。」と感じるのであれば、「ありふれた言葉をメインに持っていかない(補足的に使う)」ということも方法のひとつです。
例えば、
「職場が楽しくないとスムーズに仕事をすることができませんし、成果も上がりませんから、コミュニケーションを密にとることを常に心がけています」
と答えれば、適度な長さにまとめられていて、コミュニケーションをはかる理由がわかり、その人の職場でのイメージを膨らませることができます。
また、「最近うれしかったこと、悲しかったことは何ですか?」と質問された場合、「友人の結婚」、「子供の誕生」、「別れ」などは、すぐに答えられるキーワードですが、これも強く印象に残ることはありません。
(もちろん、「そういう答え方をしてはいけない」ということでなく、
「そこに自分なりの視点を付け加えて語る」のであれば、まったく問題はありません。)
そういった「自分なりのことば」「自分なりの表現」が、聞く人に「引っかかり」を感じさせ、印象に残っていくのだと思います。
そのためには、転職活動の中で日頃から「自分について」「はたらくことについて」「趣味・特技について」…など、さまざまなことを考え、自分の言葉に置き換える習慣をつけることが大切です。
深く考えたことばの結晶が、あなたの印象をより深めていくはずです。

転職面接では言葉のキャッチボールが大事
友人が転職活動をしていたことがあり面接を終えた友人に、「どんな感じだった?」と聞くと、「言いたいことは言えた!」とか「話が盛り上がった!」と嬉しそうに話していました。
本人は「採用にされる可能性が高い」と思っていたのに、結果は不採用だった。これはよくあるケースです。友人もこの時は不採用でしたが、その後無事に転職しました。
面接は「コミュニケーションのひとつ」ですから、まず「相手(面接担当者)が何を知りたいか?」を汲み取って、それを「適切に、自分の言葉で」で伝える必要があります。
「採用されたいから、思いを熱く伝えたい!!」というのはよくわかりますが、あれもこれも伝えようとすると焦点がぼやけて、聴いている方が「結局何が一番話したいことなのか?」と感じることがありますし、話す時間が長くなると「言葉のキャッチボール」が上手くできず相手はストレスを感じます。
それに加えて、面接の場合は相手が笑顔だったり頷いて聴いている(ように見える)ことが多いですから、「伝わっている!」と勘違いして更に調子に乗って話し続けることがあります。もちろん「聴いている」という場合もありますが、「(表情は笑顔でも)話が長いなぁ…」と感じているのかもしれません。
また、質問に対する答えが短すぎると、「言葉のキャッチボール」のスピードが速くなりすぎて、相手が対応できなくなります。面接担当者は、
会話の中から求職者の意識や考え方などを知ろうとしますから、淡白な会話にならないように心がけることも大切です。
たとえば、
「趣味は?」と聞かれて「スノーボードです」
と答えるのではなく、
「スノーボードです。昨シーズンは10回以上ゲレンデに行きました。スノーボード歴は5年ほどになります」
などと答えた方が、相手へのイメージが膨らみ、キャッチボールしやすくなりますよね。
特に普段から「話が長い」と言われている人は、話を簡潔にまとめることを心がける必要がありますし、
面接は求職者にとって「相手を知る」以上に「自分を知ってもらう」という場ですから、「聞き上手」だと言われている人は、
「言葉を添える」ことを意識することが大切です。
新卒ではうまく言葉のキャッチボールが出来なくても、「新卒」という印象が助けてくれますが、キャリア採用の場合はそうはいきません。
採用担当者は言葉のキャッチボールの中であなたが積み上げてきた人間性を見ているんだと思います。
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