採用担当者に聞いた「就職・転職活動で大切なメール応募の注意点」
- 2019.05.14
- 働くということ

メールやSNSを使用した就職・転職活動が当たり前になってきていますよね。
先日、お声がけ頂いた企業の採用担当者の方と、求人ページ新設の打ち合わせをさせて頂きました。
その時にお話しされた内容が印象深かったので今回ご紹介したいと思います。
新卒就職・転職活動中の方の参考になれば嬉しいです。
就職・転職活動でメールを使う方へ
採用担当者の方:「求人を公に出していない状況でも会社への問合せ用のメールアドレスに、「貴社への就職を希望します」という内容の文面を、履歴書データを添えて送ってこられる方がたまにいるんですよ。」
というお話から
こういう場合、その会社では、たとえ興味がある履歴を持った方がいても、すべて、
「申し訳ありませんが、現在募集を行っておりません」
と、メールで返信するそうです。
理由は「その後の反応を見たいから」だそう
今までに数十人の方に、このような返信をされたそうですが、
それに対する求職者の方の反応は、
【A】「返信いただきありがとうございました。今後求人があればお知らせください」という内容の返信がくる。
【B】一切返信がない。
という二つしかなかったとのこと
実は、その会社が期待しているのは、
【C】「話だけでも聞かせてください!」と、メールまたは来社などして粘る
というもので、これは社長さんの理念に基づくものです。
でも、【C】を期待していても、そういう選択をした方は今まで一人もいないとのこと。

せっかくの人材確保の機会を失っているのでは?と思い
私が「なぜ私がそういう行動をとるのか?」と問いかけると
「その人にどれだけの熱意があるのかを知りたい」
ということらしいのです。
メールというのは、非常にお手軽なツールですが、
再就職に関するような重要事項でいきなりメールを使うという選択はすこし考えた方がよいのかもしれません。
このケースの場合、「求人をしていないのだから、面談・採用は難しい」と求職者の方は最初から思っていて、
「ダメ元」でメールを送っているケースがほとんどでしょう。
だから、こちらが返信した時【A】、【B】の行動をするのだと思います。採用側が期待しているのは【C】なのに・・・。
では、【C】の行動をすれば、「面接→採用」となるのか?
ということですが、これはどんな企業でも少なくても「面接」できる可能性は高いと思います。
その理由は、「人の採用を考えていない会社はない」からです。
しかし、そこから「採用」に至るかどうかは、求人が出ていない以上、可能性は低いと思われますが、企業側が「得難い人材」だと判断すれば採用されるはずです。
まとめ
応募者の「熱量」の計り方は企業によって違っていると思います。いずれにしても、採用側の意図を考えて「粘ってみる」ということは、就職活動をする上で非常に重要なことだと思います。
どうしても働きたいと思う企業があったり、自分がやりたい仕事がここならできると思うなら、1度だめでも何度か、その「熱量」をぶつけてみましょう!

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